間取りで失敗しない為には、

99%の家には、書斎がありません。

これからは、在宅勤務も進みます。

存在感のない男と時間のない女

という説がありますが、どう思いますか?

 写真は、私の居場所です。

 正味10畳ある、ゆとりの書斎。

  最高5メートルある天井。 

  つくりつけの書棚。

  寝室とは、2枚ドアで仕切られています。

 別に、寝室にも机と椅子を設置しました。

 今は、完全な仕事部屋になっています。

 


間取りは自分で

 間取り設計上の注意点→見栄えを重視した家は「実用有効面積」が少ない。

 

建築士は、間取りに関しては専門家ではなく、関心が低く 素人です。

 

見栄え、見栄、自尊心

⇒失敗への道。

普通は、おおまかな部屋の配置を決めたら間取りは、

終わりにしています。業者の思うつぼ。

間取りも話ではないですが、

中には汚い色の好みの家もあります。

全体が、真っ黒とか!

 

メーカーで交渉する相手は、営業、技術者では、ありません。

間取りの無料相談やコンピュタ-設計、営業マンの設計等の安易な方法は、

要注意。素人は、それを見抜けないだけです。

彼らにはまともな設計はできません。

営業しながらの片手間、中には1か月も放置してた、

途中でつぶれた60年保証のコンクリートパネルの業者もいました。

1級建築士の資格を持つ営業も同じくです。

同じ面積で設計して、間取り次第で大きく違いが出てきます。

 

メ-カ-が作る間取りや設計は、自社の都合優先しています。

間取りの設計は、時間と技術が入ります、

無料で出来るものではありません。

無料はワンパターンを押し付けるのみです。

 

工業住宅、鉄筋、鉄骨は、現実的に後のリフォームはできません。

ドア1か所の変更に1,000万円かかります。

 

メ-カ-のカタログに掲載している間取りは、作り手の都合で設計したもので、

 一切、採光などの方向を考えていませんので

参考にすべきではありません。

全体が長方形が理想で、凸凹している設計は、

つなぎ合わせただけの考えていない設計の典型です。

    

間取り図は、通常100分の1の縮尺で書きますが、

50分の1以上で観ないと、部屋のイメージ

がわきません。

遠慮しないで、業者に要求すべきです。

完成模型も頼み、毎日、眺めて見ましょう。

 

完成予想図(絵)は、イメージなので、幻想です。

女性を喜ばせ夢を抱かせるためのものです。

夢を見ると現実離れします。

きれいな完成予想図は、第2の営業マンです、要注意!

少なくとも1社にほれないことです。

女性はこの点、感覚で判断しますので、完成予想図を観ると、

安心します。これが落とし穴です。

女性は、完成予想図を見ると魔法がかかったように

いう事を聞かなくなります。

女性が決定権者になると、こうなります。

 

亭主は理屈をこねますが、面倒なことはやりません。

「一般常識で判断」します。

住宅は、そんなものでは、判断できません。

 

理想は、

実際図を広い場所で描いて見ることです

戦艦大和の図面は、実寸でした。(前述)

 

私の場合は、毎日3か月、間取りを書くことを続けました。

狭い敷地の場合ほど技術がいります。

余裕の敷地がある場合は無駄が出ます。

 

例えば、主人は、家の事にかまわないで、主婦任せの場合で

舅姑と姑と同居の場合、資金もそこから出ると、1階は、

昔の発想のままの2世帯住宅になります。

老人を重視した家は、やがて亡くなると、その部屋は使われない

ケースがほとんどです。

同居でない場合は、土地の高い住宅地でもそのまま空き家になる

ケースも沢山あります。

 

妻の要求に従って足の不自由な義母を2階に住まわせ

(1階も十分広いのに)そのためのエレベータを作り

資金的にも無駄な設計を容認した経営者もいます。

 

ある時、一級建築士が、ある施主の要望に答えられなかった時に私が設計し、

その通りにつくりました。

 

平面、立体とも凸凹の多い設計は、深く考えて

いない継ぎはぎ設計の結果  耐久性が悪く、

合理的な空間利用に不利で、

家相的にも悪く、高くつきます。

しかし、このやり方が業者が楽をする方法です。

 

2階の場合は、凸凹のない総2階に間取りを

収めるのが間取りの技術です。

 

工業住宅は、規格の範囲内に限定され、方角を無視した非現実的な間取りです。

自由な間取りは非常に困難、個性のない家になります。

工業住宅で注文を出すと、営業は時間をとられるので、放置したままにし ます。

こういうやり取りをする過程で業社は、しぼられていきます。

 

一般にモジュ-ル(規準寸法)が狭い場合は、部屋や廊下、階段が狭くなります。

工業住宅でなければ、モジュ-ルに影響される事なく自由設計できます。

実際は規格仕様が、売りなのに、注文住宅を看板にしてる業者もいます。

 

ハウスメーカーの規格住宅は、窓p離に制約があり、どんなに工夫しても

制約があり、理想的な間取りは得られません。

 

営業がマニュアルどうりに組み合わせを変えるだけです。

 

M社の場合は、営業が、ゾーニングを確認するだけで、建築士に委託し、

施主は、建築士に1回も会わずして、設計するというシステムです。

 

私の場合は、建築士と直に打ち合わせを3年近くして、100項目以上の

文を出しました、ただ、

建築士なら誰でもいいという訳にはいきません

雑誌を見て、東京の建築士に頼んだという地方の人もいます。

当然、打ち合わせの回数には限りがあります。

 

吹き抜けの自慢をする人がいますが、冷暖房効果のロス、空間のロス、

間取り設計の悪弊です

 

坪庭は、物置になります。同じく空間のロス。

 

できるだけ無駄な空間を省いて部屋を最大限広くする事により、日本でも米国並みの

一 人当たりの⇒居住面積にすることができます。

  

 「家つくり」くらい

誤解に満ちたものはない。

欠陥住宅を作った、業者の 大きな広告

 寿命の短い日本の家

住宅業界はレベルが高い

と錯覚されていますが、

実際は、国際的にレベルの低い監督官庁と、住宅業界、まったく批判能力のないマスコミ。

知識の浅い施主が、住宅の寿命を短くしています。

 

短寿命、体に悪い日本の建材は輸出されていません。

 

日本は世界から見て「ものづくり先進国」「超一流の工業国」というイメージがありますが、しかし、家に限っては全く逆、日本の工業製品の中でほぼ唯一といっていいほど、レベルの低い状態が続いています。